ウルトラファブリックス・ホールディングス株式会社

品質管理

品質管理に対する考え方、方針

当社グループの製品は、独特の柔らかな風合いとしなやかな触感を特徴とした高い品質を有すると同時に、屋外環境などでも長期間使用することのできる耐久性を有しております。そのような製品をお客様に安定して供給すための品質管理システムの構築を進め、品質マネジメントシステムに関する国際的な規格であるISO9001認証、及びIATF16949認証を国内外事業所において取得しております。
 当社グループでは品質方針を下記のように定め、この内容に沿って品質管理を遂行しています。

品質方針

(1) 当社の品質方針を次の通り定める。

1. 顧客ニーズ重視
顧客ニーズを的確に把握し魅力ある製品の開発、生産性の向上、サービスの向上に努める。
2. ルール遵守
生産に係わる法令及び規格、顧客基準を遵守することに努める。
3. 不適合の再発・未然防止
是正処置、予防処置、クレーム情報の分析により的確な再発・未然防止を図り、これらのノウハウの伝承に努める。
4. 生産・業務プロセス見直し
生産・業務プロセスの見直しを行い有効性と効率の継続的改善に努める。
5. 協力会社との連携強化
協力会社との連携を深め、良好な調達・生産・品質・販売体制の向上に努める。

(2) 品質方針の実現はIATF16949及びJIS Q 9001 に基づく品質マネジメントシステムを通じて行われる。

(3) 品質方針に従い、各部門、部署の全ての人々が品質マネジメントシステムを積極的に活用し、品質目標を定め、能力の開発、業務の効率化、業績の自己評価を継続的に実行することを要請する。

品質管理体制

第一化成社長をISO9001及びIATF16949に基づく品質マネジメントシステムの総責任者と定め、第一化成社長が任命した品質管理責任者の下、各部課長及び部課員が連携して品質管理を進めています。品質マネジメントシステムに関連する事項については、「品質・開発・製造会議」において討議、決定されております。
 品質マネジメントシステムの運用にあたっては、各部門・部署より、製品監査員/製造工程監査員/内部品質監査員などを任命し、製品、製造工程、及び品質マネジメントシステムの監視、継続的改善を進めております。

品質管理体制

品質マネジメント規格の認証取得

ISO9001認証取得

認証取得日 2016年1月15日(初回登録日1999年7月12日)
規格の種類 ISO9001:2015
登録活動範囲 ポリウレタンレザーの開発及び製造
関連事業所 第一化成(本社、行田工場、群馬工場、研究所、倉庫)、Ultrafabrics Inc.
認証番号 JQA-QMA15343
認証機関 一般財団法人 日本品質保証機構

IATF16949認証取得

認証取得日 2019年9月12日
規格の種類 IATF16949:2016
登録活動範囲 ポリウレタンレザーの設計及び製造
関連事業所 第一化成(本社、行田工場、群馬工場、研究所、倉庫)、Ultrafabrics Inc.
認証番号 JQA-AU0372
認証機関 一般財団法人 日本品質保証機構

顧客ニーズを反映する製品開発体制

当社グループでは、顧客の要望、及び要求を満たした製品の開発を行うための体制を構築、運用しております。Ultrafabrics社の営業担当者、商品開発担当者は、市場、顧客に関するニーズの調査を行い、顧客が求める外観、性能、機能等の把握を行います。第一化成の製品開発者は、把握された事項を満たすサンプルを作成し、Ultrafabrics社の担当、及び顧客に承認を求めます。顧客承認が得られたことが確認されたら、第一化成の業務担当者による品番登録が行われ、受注を受けて量産化へと進みます。

顧客満足度調査

顧客からの評価や要望を広く把握するために顧客満足度調査を実施しております。調査結果についてはグループ内で情報共有を行い、製品開発、生産体制へのフィードバックを実施し、製品の品質向上、及び顧客満足度の向上に繋げております。具体的には、車輛向けパーツメーカーから定期的に発行される「スコアカード」を確認し、各社の評価項目に対する当社グループの評価結果を集計、確認します。スコアが引き下げられた場合、すなわち顧客満足度が低下している場合には、スコアが下がった項目について確認し、当該メーカーからの情報収集、及びグループ内での原因調査を進め、必要な是正処置の実施へと繋げていきます。

サプライチェーンにおける取り組み

原材料メーカー、一部工程でのアウトソース先などを含むサプライチェーンに対しても、供給される製品、サービスの品質維持、向上が図られるよう、品質管理を行っております。具体的には、セルフチェック方式によるサプライヤーアンケートの実施、サプライヤーとの面談による品質、供給体制の確認に加え、アウトソース先を直接訪問し、品質管理体制のチェック、及び改善点の指摘などを実施しております。